“山雀”の読み方と例文
読み方割合
やまがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雀やひわ山雀やまがらや山鳩の、啼声ばかりが繁く聞こえる、鎮守の森に包まれて、気絶して倒れた主水の姿が、みじめに痛々しく眺められた。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それによく似た五十雀ごじゅうから山雀やまがら小雀こがら、いずれも雀の字をガラとんでいるのは、クラと原一つであると見て大抵たいてい誤りはあるまい。
小禽とは、すずめ山雀やまがら四十雀しじふから、ひは、百舌もず、みそさざい、かけす、つぐみ、すべて形小にして、力ないものは、みな小禽ぢゃ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)