“鸚哥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんこ93.8%
インコ6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あら、また水がない! 誰です! 私がいつもいつもやかましくいっているのに、また鸚哥いんこ餌水えみずが切れてるじゃないの」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、其処へはいるや否や、雲雀ひばり、目白、文鳥、鸚哥いんこ、——ありとあらゆる小鳥の声が、目に見えない驟雨しゅううか何かのように、一度に私の耳を襲った。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
軒先には翼と尾との紫に首と腹との真赤まっか鸚哥いんこが青いかごの内から頓狂とんきょうな声を出してく。
寐顔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
足利義政将軍は、色々結構な物をみんから輸入した。織物、陶器、書物——何一つとして珍しくないものはなかつたが、中に一番気に入つたのは一羽の鸚哥いんこであつた。
鸚鵡おうむ鸚哥いんこなんて奴はよくしゃべるから、迷い言の百万遍くりかえしても俺の耳には入らないが、禽獣のしゃべるのを一つ聞いてやろう、人間の顔をした禽獣のことだから何か物も書くだろう
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
鸚哥インコの色のべにつばき。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)