“鸚鵡石”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
おうむせき	50.0%
おうむいし	33.3%
あうむせき	16.7%

おうむせき

丹那を立去る時がいよいよ来た純之進は、あくる日丹那山の唯一の名所、鸚鵡石（おうむせき）を見物して行く事にした。

丹那山の怪 (新字新仮名) ／ 江見水蔭(著)

おうむいし

その時継母が持って帰った、番附や鸚鵡石（おうむいし）を後に見ると、その時の狂言は八代目団十郎の児雷也（じらいや）であった。この時継母と同行したのは山本の家族であった。

鳴雪自叙伝 (新字新仮名) ／ 内藤鳴雪(著)

あうむせき

今のやうなメカに暗誦させる流義では云はゞ鸚鵡石（あうむせき）を覚えるやうなもんで何の役にも立たない。試験法の不完全は解り切つておるが、落第生の多いのは此（この）為（せゐ）ぢやアあるまい。

犬物語 (新字旧仮名) ／ 内田魯庵(著)

“鸚鵡石”の意味

《名詞》
鸚鵡石（おうむせき）

物の音を反響させる石。ひびきいし。

演劇のセリフのみを書き抜いた物。俳優の声色を習うのに用いる。

孔雀石の一種。薄い黄緑色のもの。
(出典:Wiktionary)

“鸚鵡石”の解説

鸚鵡石（おうむいし）は、その石にむかって声や音を発すると、オウムのようにその声や音のまねをするとされる石である。その原理は、山彦に似る。
日本の各地に鸚鵡石やその類と伝えられる石があるが、有名なのは三重県志摩市磯部町恵利原にある鸚鵡岩（おうむいわ）で、霊元天皇の叡覧に供したという。
(出典:Wikipedia)

鸚	漢検準1級 部首:⿃ 28画
鵡	漢検準1級 部首:⿃ 19画
石	常用漢字 小１ 部首:⽯ 5画