“鸚鵡籠”の読み方と例文
読み方割合
おうむかご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも今までにまだ覚えたことのない仄明ほのあかるいものを共通に感じつゝ、眼はうつろに、鸚鵡籠おうむかごの底に、片翅かたばね折り畳めないでうづくまつてゐる小動物に向けてゐた。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
片足退すさって身構える様子だったが、女中の説明を聞くうち、男の子はすっかり笑顔になって、自分も手伝ってきいきいいう小鳥のような動物を空いた鸚鵡籠おうむかごの中へ首尾よく移した。
蝙蝠 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
片足退すさつて身構へる様子だつたが、女中の説明を聞くうち、男の子はすつかり笑顔になつて、自分も手伝つてきいきいいふ小鳥のやうな動物を空いた鸚鵡籠おうむかごの中へ首尾よく移した。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)