“鷭”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ばん94.1%
ぼん5.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古池の方からはばんの啼くが、思い出したように聞えて来る。そして空には、碧玉エメロードのような、大きな星が瞬いている。
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それを船頭にただしてみると、船頭は事もなげに、あああれだっか、あれはばんどす、鷭が目をさましよる、と言った。
巨椋池の蓮 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
屋敷の構内に古池でもあって、そこにばんでも住んでいるのだろう、その啼声と羽搏きとが聞こえた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
時々岸のあしの間でバタバタと羽音を立てるのは寝惚ねぼけたばんに違いない。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ばんも小鴨も、田鷸たしぎも、うづらも色々たんと棲んでゐる世の中だ。
眠っていたぼんがにわかに啼き立ち、芒の間からパッとたち、ザワザワとその芒を分け、人声がすると思ったとたん、二つの人影が走り出て来た。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)