“鷹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たか97.4%
おう0.5%
くぢ0.5%
むら0.5%
よう0.5%
ヨー0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただいずこともなく誇れる鷹（たか）の俤（おもかげ）、眉宇（びう）の間に動き、一搏（いっぱく）して南の空遠く飛ばんとするかれが離別の詞を人々は耳そばだてて聴（き）けど
おとずれ (新字新仮名) ／ 国木田独歩(著)
さればと謂ツて、ナンセンスといふ方では無い。相鷹（おう）に苦勞もあれば、また女性の免（まぬが）れぬ苦勞性の點（とこ）もある。無垢（むく）か何うか、其れは假りに疑（ぎ）問として置くとして、左程（さほど）濁つた女で無いのは確だ。
平民の娘 (旧字旧仮名) ／ 三島霜川(著)
いすくはし一〇　鷹（くぢ）ら障（さや）る一一。
古事記：02 校註　古事記 (その他) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)
根本は餌取（ゑとり）と云ふべきか。餌と云ふは宍（しゝ）・鷹（むら）の餌（ゑ）を云ふなるべし。其れを取る物を云ふなり。ヱトリを早く云ひて、云ひゆがめてヱタと云へり。ヱトリを略せるなり。
旃陀羅考：日蓮聖人はエタの子なりという事 (新字新仮名) ／ 喜田貞吉(著)
一番はじめのお鷹（よう）さん（父の妹）は、ヴァイオリンをやったりして一番風情のこまやかな人でしたが、二人の子をおいて死に、二度目のお菊さんは六人ほど子をおいて死に、三人目のひとは
獄中への手紙：10 一九四三年（昭和十八年） (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)
一番初めの妻が、父の妹の鷹（ヨー）子という人でした。
獄中への手紙：07 一九四〇年（昭和十五年） (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)