“兀鷹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はげたか75.0%
ズール12.5%
コンドル12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ベッドの脇には干物ひもののようにせた男が立っていた。彼は兀鷹はげたかのように眼をぎょろつかせて、病人の不思議な感じのする顔をじっと睨んでいた。
卑怯な毒殺 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
中には十四、五歳、頭は兀鷹ズール族特有の椰子やしの油で固めた尖った縮れ毛をして、毒矢をたずさえた少年の眼が愛らしく私に映った。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)
アンデスの山の上にゐる廣い翼の兀鷹コンドルだつて、その巣を蔽つてゐる雲の上から、あのやうな叫び聲を續けて二度は出すことが出來ないだらう。