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兀然
ふりがな文庫
“兀然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こつぜん
62.5%
つくねん
25.0%
ごつぜん
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こつぜん
(逆引き)
畳の上へ
兀然
(
こつぜん
)
と立って、まるで怒ってでもいるように、飛び脚を高く
鉤
(
かぎ
)
のように曲げて、蟋蟀は気勢をうかがっている。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
兀然(こつぜん)の例文をもっと
(5作品)
見る
つくねん
(逆引き)
態
(
さま
)
こそ異れ十兵衞も心は同じ張を有ち、導かるゝまゝ打通りて、人気の無きに寒さ湧く
一室
(
ひとま
)
の中に唯一人
兀然
(
つくねん
)
として、今や上人の招びたまふか、五重の塔の
工事
(
しごと
)
一切汝に任すと
命令
(
いひつけ
)
たまふか
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
兀然(つくねん)の例文をもっと
(2作品)
見る
ごつぜん
(逆引き)
貧しき家の夕闇に
盲目
(
めしい
)
の老夫のかしらを剃りたるが、
兀然
(
ごつぜん
)
として仏壇に向ひて
鉦
(
かね
)
叩き経
誦
(
よ
)
める後姿、初めて見し時はわけもなく物おそろしくおぼえぬ。
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
兀然(ごつぜん)の例文をもっと
(1作品)
見る
“兀然”の意味
《名詞・形容動詞》
高く突き出たさま。
じっとして動かないさま。
(出典:Wiktionary)
兀
漢検1級
部首:⼉
3画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“兀”で始まる語句
兀
兀々
兀頭
兀鷹
兀坐
兀立
兀山
兀突骨
兀峰
兀斑
検索の候補
兀々然
“兀然”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
幸田露伴
正岡子規
長谷川時雨
国枝史郎
吉川英治
永井荷風