“兀々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こつこつ38.9%
ごつごつ33.3%
こつ/\22.2%
ごつ/\5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
な独り同人ばかりでなく、先生の紹介によって、先生の宅に出入する幕賓連中迄兀々こつこつとして筆をこの種の田舎新聞に執ったものだ。
下ってまた上り、一小隆起を踰えて、兀々ごつごつした嶄岩の上に攀じ上ると、そこが大沢岳の頂上であった。
大井川奥山の話 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
そんな處に我れはくゝられて、面白くもない仕事に追はれて、逢ひたい人には逢はれず、見たい土地はふみ難く、兀々こつ/\として月日を送らねばならぬかと思に
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ピリオドだらけの兀々ごつ/\した文で、句々節々の關係が、そう甘く三段論法には行つて居ない,文章はあまり分る樣に書くと、讀者は却つて要點を見のがしてしまうから
神秘的半獣主義 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)