“こつこつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兀々63.6%
矻々18.2%
兀兀9.1%
忽々9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
終日終夜、机と首っ引をして、兀々こつこつ出精しゅっせいしながら、さいと自分を安らかに養うほどの働きもない。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
な独り同人ばかりでなく、先生の紹介によって、先生の宅に出入する幕賓連中迄兀々こつこつとして筆をこの種の田舎新聞に執ったものだ。
二葉亭の一生中、その位置に満足して矻々こつこつとして職務をたのしんでいたは官報局の雌伏時代のみであった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
その矻々こつこつとしてとしけみする間には、心頭しばらく用と無用とを度外に置いている。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
然りといへども、其一半は兀兀こつこつ三十余年の間、文学三昧ざんまいに精進したる先生の勇猛に帰せざる可からず。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
磯が火鉢のふち忽々こつこつたたき初めるや布団がむくむく動いていたが、やがてお源が半分布団に巻纏くるまって其処へ坐った。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)