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矻々
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こつこつ
ふりがな文庫
“
矻々
(
こつこつ
)” の例文
その
矻々
(
こつこつ
)
として
年
(
とし
)
を
閲
(
けみ
)
する間には、心頭
姑
(
しばら
)
く用と無用とを度外に置いている。大いなる功績は
此
(
かく
)
の如くにして始て
贏
(
か
)
ち得らるるものである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
二葉亭の一生中、その位置に満足して
矻々
(
こつこつ
)
として職務を
楽
(
たのし
)
んでいたは官報局の雌伏時代のみであった。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
執リテ
矻々
(
こつこつ
)
事ニ是レ従フト雖モ
俗累
(
ぞくるい
)
肘
(
ちゅう
)
ヲ内ニ掣シテ意ノ如クナラズ其間歳月無情
逝
(
ゆき
)
テ人ヲ待タズ而シテ人生寿ヲ
享
(
う
)
クル能ク幾時ゾ今ニシテ好機若シ一度逸セバ真ニ是レ一生ノ
恨事
(
こんじ
)
之ニ過グルナシ
千思
(
せんし
)
又
万考
(
ばんこう
)
速
(
すみやか
)
ニ我身ヲ衣食ノ
煩累
(
はんるい
)
ト絶ツノ策ヲ画スルノ急要ナルヲ見又今日本邦所産ノ草木ヲ図説シテ以テ日新ノ教育ヲ
牧野富太郎自叙伝:01 第一部 牧野富太郎自叙伝
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
矻
漢検1級
部首:⽯
8画
々
3画