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肘
ふりがな文庫
“肘”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひじ
82.6%
ひぢ
15.2%
ちゅう
0.7%
かいな
0.4%
て
0.4%
ひじしり
0.4%
ヒヂ
0.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひじ
(逆引き)
王は兄の傍へ寄って往って兄の
肘
(
ひじ
)
に手をかけて泣いた。小役人は怒って鼎を縛っている縄を引っぱった。鼎はよろよろとして倒れた。
蘇生
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
肘(ひじ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ひぢ
(逆引き)
肘
(
ひぢ
)
へ一つ、頬へ一つ、ひるむところを、飛込んだ平次は、猛烈に體當りを一つくれると、淺井朝丸の身體は
朽木
(
くちき
)
の如く庭へ落ちます。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
肘(ひぢ)の例文をもっと
(41作品)
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ちゅう
(逆引き)
許さぬという形を採るのではないけれども、そうすることは、とても自身に傷ましい感じを与えることを彼は露骨にわたくしに示すことによって結局はわたくしを
制
(
ママ
)
肘
(
ちゅう
)
してしまうのでした。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
肘(ちゅう)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
かいな
(逆引き)
細き
肘
(
かいな
)
さし出でゝ書くを見れば、これは纐纈城なり、これへ来たる人には、まづ物云はぬ薬を喰はせて次に肥ゆる薬を喰はす。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
肘(かいな)の例文をもっと
(1作品)
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て
(逆引き)
賓娘はそれを聞くとあまえるように泣いて、連城の
肘
(
て
)
にすがり、連城にいかれるのを恐れるのであった。
連城
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
肘(て)の例文をもっと
(1作品)
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ひじしり
(逆引き)
四肢で
行
(
ある
)
き膝と
肘
(
ひじしり
)
が
贅
(
こぶ
)
に固まりいた、烈しくもがく奴をついに
擒
(
いけど
)
ってルクノーに伴れ行き
畜
(
こ
)
うたが、全く言語せず才智狗同前で手真似や身ぶりで人意を悟る事
敏
(
はや
)
かった
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
肘(ひじしり)の例文をもっと
(1作品)
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ヒヂ
(逆引き)
直ぐは蒲団の上に仰向きになれなくて、暫くは枕に
肘
(
ヒヂ
)
を突いてゐたが、つらいことだつた。涙も出なかつた。仕方がないから聖書を出して読みはじめたのだが、何処を読んだのかチツトも記憶がない。
我が生活
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
肘(ヒヂ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“肘”の意味
《名詞》
(ひじ)腕の上腕と前腕の間にある関節。
(出典:Wiktionary)
“肘”の解説
肘(ひじ、肱、臂)は、人間の腕の移行部で、上腕と前腕を繋ぐ肘関節(ちゅうかんせつ)と、これらを取り巻く筋や腱のことを指す。脚における膝に対応する。狭義には、腕を折り曲げたときに外側になる部分を指す。
(出典:Wikipedia)
肘
常用漢字
中学
部首:⾁
7画
“肘”を含む語句
掣肘
肘掛
両肘
肘突
片肘
肩肘
肘掛椅子
肘枕
肘鉄砲
肘木
張肘
肘懸椅子
肘壺
肘鐵砲
制肘
肘掛窓
肘鉄
肘懸窓
肘椅子
肘頭
...
“肘”のふりがなが多い著者
アントン・チェーホフ
吉川英治
林不忘
谷崎潤一郎
海野十三
夏目漱石
幸田露伴
岡本かの子
有島武郎
野村胡堂