“肘椅子”の読み方と例文
読み方割合
ひじいす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気だての優しい分別のある母親は、衰弱した父親を車のついた肘椅子ひじいすに載せて、スヴィドリガイロフの所へ押して来た。
彼女は見事な黒絹の衣裳をさらさらと鳴らしながら、そっと肘椅子ひじいすへ腰をおろすと、高価な黒い毛織のショールで、乳のように白いむっちりした首と幅の広い肩をあでやかにくるんだ。