“肘突”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひじつき60.0%
ひぢつき20.0%
ひじつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の家の机の上にはふくよかな肘突ひじつきがあるが、その肘突の赤と黒との縮緬ちりめんの下に入っているものは、実は僕が関係した女たちから、コッソリ引き抜いてきた……
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この男は一國で剛情だから、隨分肘突ひぢつききの茶入位は打ち割り兼ねないかも知れません。書畫や茶道具に凝る親父を一番苦々しいと思つて居るのは此男で
ラスコーリニコフは腰をかけたまま、その方をふり向こうともせず、テーブルに肘突ひじつきしてそっぽを見ながら、身動きもしないで聞いていた。ついに第三十二節まで読み進んだ。