“肘掛椅子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひじかけいす92.3%
ひぢかけいす7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しつの中央には畳一畳敷程の大きな彫刻つきのデスクが置かれ、それを囲んで、やはり古風な彫刻のある肘掛椅子ひじかけいすや長椅子が並んでいる。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
私は外套がいとうを脱ぎすてると、ぱちぱち音をたてて燃えている丸太のそばへ肘掛椅子ひじかけいすをひきよせて、この家の主人たちの帰ってくるのを気長に待っていた。
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
窓が多くて温室のやうな感じのするその部屋では、大きな石を畳んで煖炉に石炭が一ぱい快くゆらいで居り、三人はその周囲で肘掛椅子ひぢかけいすの位置を定めると楽々とした。
朧夜 (新字旧仮名) / 犬養健(著)