“安楽椅子”のいろいろな読み方と例文
旧字:安樂椅子
読み方割合
あんらくいす65.0%
ソファ10.0%
イージイチェア5.0%
アームチェア5.0%
アームチェイア5.0%
イーヂーチェヤー5.0%
ソファー5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ターネフは、安楽椅子あんらくいすに、どっかと身をなげかけた。その前に小さいテーブルがあって、酒のびんさかずきとソーダ水の筒とがのっている。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
五人が広間へ降りて行ってみると、森川夫人が、煖炉のそばの安楽椅子ソファに沈み込んで、ひとりで泣いていた。
見る見る血のを喪った二郎氏は、万事休す……といった風に頭を抱えてドッカリと安楽椅子イージイチェアの中へ沈み込んだ。どうやらこの夫人のヒステリーは天下無敵のシロモノらしい。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
倭文子は、宮田と二間もはなれて長く使わないらしいストーブの横にある安楽椅子アームチェアに腰をかけた。
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
あちこちに深々とした黒革張りの安楽椅子アームチェイアや、長椅子ソーファ類、大きなシャンデリア、厚いどっしりとしたカーテン等さすがに見事な王室の調度が部屋をうずめて暖炉には火がチロチロと燃えている。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
敬三は下谷の可否茶館に。そゞろあるきの足休めして。安楽椅子イーヂーチェヤーに腰の疲を慰め。一碗の珈琲コーフヒーに。お客様の役目を
カフェー (新字新仮名) / 勝本清一郎(著)
亀井勝一郎は不安の精神を詰めこむ安楽椅子ソファー造りになつた。