“寝椅子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねいす82.4%
ソファー5.9%
デイヴァン5.9%
デイヴアン5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいにくオリガ・イワーノヴナは留守だったので、私たちの主人公は客間の寝椅子ねいすに寝そべって、彼女の帰宅を待ち受けることになった。
小波瀾 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
大屋敷にはきっと、むくむくした肱掛椅子ひじかけいすや、寝椅子ソファーがあるに違いないわ。あの紅い壁紙の色だって、大屋敷の人達のように温かで、親切そうで、幸福そうに見えるわ。
……とうとう我慢し切れなくなって、夜の十一時ごろ鶴子の部屋に入って行くと、鶴子はいつもの通り素肌に長襦袢一枚ひっかけた、だらしない格恰で寝椅子デイヴァンの上に引っくり返って煙草を喫っている。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そして、生きることゝ、黄色寝椅子デイヴアンの上に休息することが一致してゐるどこか別の邦へ行つて住まうと決心した。
鳥獣剥製所:一報告書 (新字旧仮名) / 富永太郎(著)