“デイヴァン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長椅子75.0%
寝椅子25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後には美人ただ一人、絨氈と共色ともいろのふかふかとした長椅子デイヴァンの上に身を投げかけ、時計を眺めてはしきりに心を焦立たせるふうである。この時こうこうと鳴りだした除夜の鐘。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
……とうとう我慢し切れなくなって、夜の十一時ごろ鶴子の部屋に入って行くと、鶴子はいつもの通り素肌に長襦袢一枚ひっかけた、だらしない格恰で寝椅子デイヴァンの上に引っくり返って煙草を喫っている。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)