“寝呆”のいろいろな読み方と例文
旧字:寢呆
読み方割合
ねぼ93.9%
ねほう3.0%
ねぼけ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は寝呆ねぼけたように、その真ん中に坐ると、急に怒ったように、そこいらに散らばっていた花札を一つずつふすまの方へ投げつけ出した。……
幼年時代 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
二六時中、頭のなかが冴えかえり、およそ寝くたれるの寝呆ねほうけるのということのない眼のさといひとだから、気づかれずにぬけだすなどは、出来ない相談である。しかし、このほうも間もなく解決した。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
寝呆ねぼけ奴! 軍帽しゃっぽを忘れたんかあ
動員令 (新字新仮名) / 波立一(著)