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『動員令』
ふりがな文庫
『
動員令
(
どういんれい
)
』
耳の奥底に唐人笛飴屋の幼い想出 連隊の奴隷達は夢の中で枕を外した 激しい夜風とあれ狂う喇叭の号音 ——非常呼集だ 丘の黒い建物は真夜中に眼ざめた 丘の兵隊屋敷は点々と燈火を燦めてゆく 不寝番は雀躍してバタバタ駆けまわった 息をきらしても叩き …
著者
波立一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「プロレタリア文学」1932(昭和7)年4月作品増刊号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
燦
(
ちりば
)
返
(
もど
)
軍帽
(
しゃっぽ
)
態
(
ざま
)
寝呆
(
ねぼけ
)
寝込
(
ねころ
)
蠢
(
うご
)
擽
(
くす
)
奴
(
め
)
騒
(
ざわ
)
釦
(
ボタン
)
雀躍
(
こおどり
)
類
(
たぐい
)
身体
(
からだ
)
誰奴
(
どいつ
)
見做
(
みな
)
被
(
かぶ
)
真平
(
まっぴら
)
衛
(
まも
)
莞爾
(
にっこり
)
罵
(
ののし
)
儘
(
まま
)
犇
(
ひし
)
焦々
(
いらいら
)
微
(
かす
)
喚
(
わめ
)
喇叭
(
らっぱ
)
周章
(
あわ
)
判然
(
はっきり
)