“寝込”のいろいろな読み方と例文
旧字:寢込
読み方割合
ねこ81.3%
ねこみ6.3%
ねころ6.3%
ねごみ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
随分死の苦しみをしたであろうに、家の者はぐっすり寝込ねこんでちっとも知らなかった。昨秋以来鼬のなんにかゝることこゝに五たびだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
来れば必ず一日遊んでいた。時としては朝早くから私の寝込ねこみを襲うて午飯ひるめしも晩飯も下宿屋の不味まずいものを喰って夜る十一時十二時近くまで話し込んだ事もあった。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
不寝番は疲れ不貞腐れて寝込ねころむだ
動員令 (新字新仮名) / 波立一(著)
……活きたものは、いざとなると、どんな事をしようも知れない、可恐おそろしいようね、ええ?……——もうってる、寝込ねごみの御飯をさらって死人焼で目刺を——だって、ほほほ、まあ、そうね……
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)