“寝台”のいろいろな読み方と例文
旧字:寢臺
読み方(ふりがな)割合
ねだい47.0%
ベッド27.8%
しんだい15.7%
ベツド3.5%
とこ1.7%
シンダイ0.9%
バース0.9%
パアス0.9%
ベット0.9%
ベツト0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“寝台”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)30.8%
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)22.2%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語14.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
二間つづきに成って、一方に窓のある明るい室が患者の寝台ねだいの置いてあるところ、その手前が看護するものの部屋であった。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
小さい子供の泣声や咳をする声などが夜中に度度たびたびしたので、上の寝台ねだいへ来たのは子持の婦人らしいと思つて居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
瑠璃子も、寝台ベッドの中で、暫らくの間は、眠り悩んでいたようだったが、その裡に、おだやかないびきの声が聞え初めた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
瑠璃子も、寝台ベッドの中で、暫らくの間は、眠り悩んでゐたやうだつたが、その裡に、おだやかないびきの声が聞え初めた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
寝台しんだい西洋㡡せいようがや、洗面台、——今はすべてが昼のような光の中に、嬉しいほどはっきり浮き上っている。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その時はちょうど一時半、オツベルは皮の寝台しんだいの上でひるねのさかりで、からすゆめを見ていたもんだ。
オツベルと象 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
その上窓の横幅と寝台ベツドの長さが殆ど同じであるから、その寝相までが手にとる如く見えるのである。
風媒結婚 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
礼子 あらまあ、さう云へば、お兄さまの寝台ベツドは、うちが掠奪しちやつたわけね。
歳月 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
そが息吹いぶきもてゆるやかに、我がささやかな寝台とこをあやした。
水晶と宝石と湧きいづ、すべての寝台とこ
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
四、寝台シンダイ。木ヲ組合ワセテ作リタル丈夫ジョウブナルモノ。台ノ内側又ハ蒲団綿フトンワタノ中に、朱筆シュヒツヲ以テ6033ト記シタル唐紙片トウシヘンヲ発見セラルベシ。
寝台バースから立ち上がった葉子は瞑眩めまいを感ずるほどに上気して、氷のような冷たいものでもひしと抱きしめたい気持ちになった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
それが葉子をいらいらさせて、葉子は始めて夢現ゆめうつつの境からほんとうに目ざめて、うるさいものでも払いのけるように、眼窓めまどから目をそむけて寝台バースを離れた。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
箱のような寝台パアスの中で毛布にくるまって眼を閉じた時、自分に掛かっている嫌疑を思って森為吉は始めて慄然ぞっとした。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
真蒼になって為吉は寝台パアスの上に俯伏した。一運チイフ水夫長ボウシンとが何か小声で話し合っていた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
アアミンガアドは一飛に飛んで、寝台ベットの真中に坐りました。声は立てませんでしたが、怖さのあまり息をはずませていました。
ちょうどその時、アアミンガアドは寝台ベットからころがり落ちそうになりました。向うから壁をコツ、コツと叩く音を聞いたからでした。
六ケ月の寝台ベツトの寝ごこちから、畳の上に帰つた初めてのの苦痛もあつたからであらう。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)