“寢臺”のいろいろな読み方と例文
新字:寝台
読み方割合
ねだい56.3%
しんだい18.8%
ベツド12.5%
ベッド6.3%
べつと6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
う、幾日いくにちだか、ひるだかよるだかわかりません、けれども、ふつとわたし寢臺ねだいそばすわつてる……見馴みなれないひとがあつたんです。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
極端きよくたんにたとへれば、天鵞絨びろうど寢臺しんだいたてにして、男女ふたりところを、廣告びら持歩行もちあるいたと大差たいさはない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
寢臺ベツドから下りて、疊の上に座蒲團もなく坐つてゐた京子は、薄暗いラムプの下で短刀を拔いて見てゐた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
私は蝋燭を消して寢臺ベッドに横になつたけれど、あの並木路で彼が歩みを止めて、そして、運命が彼の前に現れて、ソーンフィールドで
壁に寢臺べつとを寄せてさびしく眠れり。
氷島 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)