“ベッド”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝台61.1%
寝床25.9%
寝室3.7%
3.7%
寢床1.9%
寢臺1.9%
臥床1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瑠璃子も、寝台ベッドの中で、暫らくの間は、眠り悩んでいたようだったが、その裡に、おだやかないびきの声が聞え初めた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
瑠璃子も、寝台ベッドの中で、暫らくの間は、眠り悩んでゐたやうだつたが、その裡に、おだやかないびきの声が聞え初めた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
これを一日のうちに何千回か何万回か繰返すと、機関室の寝床ベッドにジッと寝転んでいても、ヘトヘトに疲れて来る。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その手欄てすりに掴まりながら、彼は、首をのばして、硝子ガラス窓のうす暗い明りへ呼びかけた。白い寝床ベッドがトムの眼に映った。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
写真というのは、関谷文三郎が短刀を振り上げて、寝室ベッドの上の女を刺そうとして居るところが映って居るのでした。
身代りの花嫁 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
讃之助は素足で梯子はしご段を飛下りて、隆の寝室へ飛込みました。寝室ベッドの上に安らかに瞑目して居た愛児の死骸は、父の手にも最早揺り起しようがありません。
葬送行進曲 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
エンジンベッドの低いオープン自動車を操縦するのは、耳目じもくの整ったわりに若く見える三十前の女だった。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
太陽は、いま薔薇色ばらいろの雲をわけて、小山のうえを越える所でした。小さい子供は、白い小さいベッドの中で、まだ眠ってりました。
(新字新仮名) / 竹久夢二(著)
「九時だ、どうするんです、エアさん、こんなに何時までもアデェルを起しておいて。寢床ベッドへつれて行つて下さい。」
寒さと暗闇くらやみの中に坐つてゐるのはいやだつたので、私は、着物を着たまゝ寢床ベッドの上に横にならうと思つた。
私が横になつたとき、寢臺ベッドの長い列があつて、それ/″\の寢臺ベッドが二人の占有者でさつさと占められたのを見た。
あたしとソフィイは別の處に小さい寢臺ベッドがありましたの。あたし、も少しでおつこちさうでしたわ、たなみたいなんですもの。
やがて博士は、特等室にただ一人、膝も胸も、しどけない、けろんとした狂女に、何と……手に剃刀かみそりを持たせながら、臥床ベッドひざまずいて、その胸に額を埋めて、ひしとすがって、潸然さんぜんとして泣きながら、微笑ほほえみながら、身も世も忘れて愚に返ったように、だらしなく、涙をひげに伝わらせていた。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)