“磨”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みが35.3%
30.8%
25.1%
こす1.5%
1.5%
すり1.3%
とぎ0.8%
0.8%
うす0.5%
0.5%
(他:8)1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“磨”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆1.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
しかし踊りやお茶の修養があるのと、気質が伝統的にみがかれてきているのと、様子がいいのとで、どことなし落ち著いていた。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
千束守はかなりの歌手で、喜田川三郎氏に比べると年も若く、第一南欧で長い間みがき抜いて、申分のない男前でもありました。
右左からほしいままに公道をおかした雑草や雑木の枝を、一同らした鎌で遠慮会釈えしゃくもなく切払う。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
寒中など水鼻汁みずっぱなをたらしながら、井戸水で、月の光りでかまいでいたり、丸太石をころがしていたりする。
園をずればたけ高く肥えたる馬二頭立ちて、りガラス入りたる馬車に、三個みたり馬丁べっとう休らいたりき。
外科室 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「寒月というのは、あのガラスだまっている男かい。今の若さに気の毒な事だ。もう少し何かやる事がありそうなものだ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
やがて二の腕へ力瘤ちからこぶが急に出来上がると、水を含んだ手拭は、岡のように肉づいた背中をぎちぎちこすり始める。
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
下草のこすれているところを、少し斜めに歩を移すと、向うの崖に通ずる一条の道がたえだえに見られる。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
子貢曰く、詩に「せつするが如く、するが如く、たくするが如く、するが如し」と言えるは、それこのいか。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
子貢曰く、詩に云う、せつするが如く、するが如く、たくするが如く、するが如しとは、其れれを之れ謂うかと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
すり硝子めく明るい霧の底に、四方の風景が白つぽく淀んでゐる。
かめれおん日記 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
小舷こべりを打つ水の音が俄に耳立ち、船もまた動揺し出したので、船窓から外を見たが、窓際の席には人がいるのみならず、その硝子板ガラスいたは汚れきってすり硝子のように曇っている。
放水路 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「いい刀身かたなだよ。とぎは悪いがシャンとしている。中心なかご磨上すりあげらしいが、しかし鑑定には骨が折れるぞコイツは……」
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
とぎに出したりするのも好きだった。
「はい。ありがたい事に達者で——針も持ちます、もうみます、御団子おだんごきます」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「君の腕は昔から太いよ。そうして、いやに黒いね。豆をいた事があるのかい」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すなわち勅して諸馬群を分ちて人々に与え、常にうすかしめた。
或はうすつき、或はうすひく
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さあ、いらっしゃいよ、気長奥さん。」とクリストフは快活に叫んだ。「あんまり鏡を見てると、鏡がりますよ。」
おゝ、あのやうなかるあしでは、いつまでむとも、かた石道いしみちるまいわい。
高氏と相見て、こころもち黙礼する。高氏も礼を返す。——書記机で墨をおろすらしい冷ややかな香があたりにただよった。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
紙をすっ真書しんかきで写す。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それから今度はなお膝まずいたままで、一本の挺子てこのようなものに、全身の重さと力をかけて、捻じ廻すような、りつけるような音もたてたが、最後にやはり大きな音を立てて、この仕事も終った。
アイスランドの伝説に、何でも出すひきうすを試すとて塩を出せと望み挽くと、出すは出すは、磨動きやまず、塩乗船にあふれて、ついにその人を沈めたとあり。
石器製造。(第六回、打製うちせい類及びみかき製類考説こうせつの末文等を見よ。)
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
一首の意は、芳野の象山の木立の繁みには、実に沢山の鳥が鳴いて居る、というので、中味は単純であるが、それだけ此処に出ている中味がみがきをかけられて光彩を放つに至っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
竹をやはみんがく 真竹やはみんがく
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
ミガかれぬ智慧チヱを抱いたまゝ、何も知らず思はずに、過ぎて行つた幾百年、幾万の貴い女性ニヨシヤウの間に、ハチスの花がぽつちりと、ツボミモタげたやうに、物を考へることを知りめた郎女であつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)