“磨師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とぎし75.0%
みがきし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鏡は丸いかねの鏡——夏になるとよく磨師とぎしに磨かせてゐましたが、とにかく黒ずんだ、沈んだ顏が鏡の底の底の方に生氣なくうつるのでした。
鏡二題 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
すると或晩観音さまが夢枕にお立ちになって、『おと八、音八、仇を討ちたいとあらば磨師とぎしとなって時節を待て』
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
塗師ぬしかざり職人、磨師みがきし石工いしくなども二十五人一組の定めであった。むろん一同は山へ上がったが最後、かしらだったものは町小屋、諸職人は下小屋したこやに寝とまりして、竣工しゅんこうまで下山を許さないのです。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)