“磨粉場”の読み方と例文
読み方割合
こなひきば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
補祭の家まではかなりな道のりでもあり、そのまた道が裏道で、磨粉場こなひきばや、墓地の傍をとほつて谷を一つ迂𢌞しなければならないと来てゐる。
ただ恙なくまちを出はずれたかどうか、それだけが気になって絶えず後ろばかり振り返っていたが、やがて市はもう疾っくに姿を消して、鍛冶場だの、磨粉場こなひきばだの
あの磨粉場こなひきばのそばを通る時に、その間の抜けた眼を何処にくつつけてゐたんだね? ほんとにこの人つたら、現在目の前で、その嗅煙草だらけの汚ならしい鼻の先でさ