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磨粉場
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こなひきば
ふりがな文庫
“
磨粉場
(
こなひきば
)” の例文
補祭の家まではかなりな道のりでもあり、そのまた道が裏道で、
磨粉場
(
こなひきば
)
や、墓地の傍をとほつて谷を一つ迂𢌞しなければならないと来てゐる。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:02 降誕祭の前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
ただ恙なく
市
(
まち
)
を出はずれたかどうか、それだけが気になって絶えず後ろばかり振り返っていたが、やがて市はもう疾っくに姿を消して、鍛冶場だの、
磨粉場
(
こなひきば
)
だの
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
あの
磨粉場
(
こなひきば
)
のそばを通る時に、その間の抜けた眼を何処にくつつけてゐたんだね? ほんとにこの人つたら、現在目の前で、その嗅煙草だらけの汚ならしい鼻の先でさ
ディカーニカ近郷夜話 前篇:03 ソロチンツイの定期市
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
一切万事が生き生きとして進行し、判で押したようにきちんきちんと片づいて行った。
磨粉場
(
こなひきば
)
や
晒布場
(
さらしば
)
が活動すれば、羅紗織場や
指物
(
さしもの
)
工場や
紡績場
(
いとひきば
)
がどしどし働いていた。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
幾列にもならんだ
磨粉場
(
こなひきば
)
の水車が幅の広い河波を掬ひあげては、それを飛沫に砕き、水煙をあげて、苦もなく跳ね飛ばしながら、あたりを聾するばかりの騒音を立ててゐた。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:03 ソロチンツイの定期市
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
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彼の心臓はまるで
磨粉場
(
こなひきば
)
の臼のやうに激しくうち、汗が玉をなして流れた。疲れはてて、今にも地面へぶつ倒れさうになつた時、ふと彼の耳に、誰か後ろから追つてくるらしい跫音が聞えた……。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:03 ソロチンツイの定期市
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
磨
常用漢字
中学
部首:⽯
16画
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“磨粉”で始まる語句
磨粉