“歯磨粉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はみがき50.0%
はみがきこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
包の中には試しにそでを通したばかりの例の褞袍どてら平絎ひらぐけ寝巻紐ねまきひも這入はいっているだけであったが、かばんの中からは、楊枝だの歯磨粉はみがきだの、使いつけたラヴェンダー色の書翰用紙しょかんようしだの、同じ色の封筒だの
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「……そんなことはお前が訊かいでもええ」辰男は鬱陶うっとうしい声でそう言って、自分の居間から歯磨粉はみがきこ手拭てぬぐいをもってきて、静かに階下へ下りて井戸端へ出た。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)