入江のほとりいりえのほとり
長兄の栄一が奈良から出した絵葉書は三人の弟と二人の妹の手から手へ渡った。が、勝代のほかには誰も興を寄せて見る者はなかった。 「どこへ行っても枯野で寂しい。二三日大阪で遊んで、十日ごろに帰省するつもりだ」と筆でぞんざいに書いてある文字を、鉄縁 …
作品に特徴的な語句
むさぐる つこ いじ ふか きょく 似合にお あわた 夕餐ゆうめし ばえ 憐憫あわれ たかぶ 普通あたりまえ 法師ぼっち うる 娯楽なぐさみ 問糺といただ くわだ いつも おろか みん 先日こないだ 平生ふだん 相互たがい 相応そうおう 資本しほん にぎわ やさ はず 呻吟うめき やわら 突如だしぬけ かご まず 投機とうき ぬぐ 草臥くたびれ はさ とびら よし あわれ あわれ 背負せお おろ あか さぐ 識別みわ いわ ふん 朝餐あさめし 報告しらせ がまち おさ うらら 問詰といなじ さわや 交互かたみ 熟視じゅくし 秘密ないしょ うさぎ うるさ すま 馴染なじ がん しか 余剰あまり きざ かたく あたた たたみ なめら 疼痛いたみ ぜん ひるがえ 耳障みみざわ 発句ほっく ふけ なお 行李こうり 田舎いなか きざ 畢竟ひっきょう 草履ぞうり たた ひざ つづ つんぼ
題名が同じ作品
入江のほとり (旧字旧仮名)正宗白鳥 (著)