“娶”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
めと71.1%
もら8.4%
めあ7.1%
3.6%
めあわ3.6%
よめ1.3%
0.9%
0.4%
0.4%
0.4%
(他:6)2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“娶”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]46.7%
文学 > 中国文学 > 小説 物語8.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と云うは一つに、彼地にてめとりし仏蘭西フランスブザンソンの人、テレーズ・シニヨレにはなむける引手箱なりと云う。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
この年の頃になって、媒人なこうど表坊主おもてぼうず大須おおすというもののむすめてるめとれと勧めた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
華尾先生もこのお仲間で身分のある家から女房をもらつて其縁に頼つて敢果はかない出世をしやうといふのが生涯の大望だ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
もらうか。よしよし。善は、いそげだ、早速がいいぞ。先方は、いつでも、見合いをすると云うが、何日いつがいいかの」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで、妹娘のお由を兄の房太郎にめあわせるという内約束になっていることは、わたくしも薄うす知っています。
蜘蛛の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「行く末、信長の三女をめあわそう。よい夫婦みょうとができよう。——賢秀、親元のそちには、異存ないか」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何にいたしましても、来るものもるものも亡くなりましたのは、こりゃ葬式とむらいが出ましたから事実まったくなんで。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……最早や、せがれの嫁をるのに、ひとの大切な娘の、身分系図などをしらべるような、不埒な事はいたしますまい。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれど父の為俊卿は、その時すでに、伊勢の神官藤波家へ光子をめあわす約束がしてあったので、彼女の乞いを容れなかった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同じ真綿工場の持主であった彼のあによめは、不断銀子の母親の働きぶりを見ていたので、その眼鏡にかない、彼を落ち着かせるために、彼女をめあわせた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
うちかれよめをとつてちひさな世帶しよたいつてかせぐことになつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
よめもなく懷姙くわいにんしたが胎兒たいじんでさうして腐敗ふはいしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
てよ、早く。青春は短い。未来の大望にでもかかると、馬上、花をかえりみる間もないぞ。……たれか、あてはあるのか。恋人は」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それ、それがわるい。吝嗇りんしょくというものじゃ。他人ひとに貸す小金ぐらいはある土肥家の跡取り息子、女房子ぐらい、何じゃ。わしから、一同へ頼んでおくが、よい嫁はないか、あったら早速、たせにゃいかんで」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この天皇、師木の縣主の祖、河俣かはまた毘賣にひて、生みませる御子、師木津日子玉手見しきつひこたまでみの命一柱。
すなはちその國に留まりて、多遲摩の俣尾またをが女、名は前津見まへつみひて生める子、多遲摩母呂須玖もろすく
おまえ、よくたな。」
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「この娘を首尾好く、その男にわすことが出来たとしても、それで幸福であるといえるだろうか。」
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
とつぐにつけて、永らく世話をしてくれました乳母うばと召使いに、心ばかりの品をやりたいと存じまして」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「でも、赤橋殿の妹君いもぎみむかえ、いまは御一族でございますのに」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あなたも知つて居るだらうが、麹町かうぢまちに金尾文淵堂といふ書肆ほんやが居る。あすこの主人に娘さんをめあはさないかね。さうするときつと私の原稿をあげる。」
「うむ、おおかた、そんなお心根かと、遠慮のうもろうたのだ」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
隅「いゝえ、そうで有りません、ひょっとして貴方が私の様な者でもんで下さいますと、わざわいはしもからといって、あゝいう人に胡麻を摺られるとたまりませんからねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
斯くて、其矢をもち来て、床の辺に置きしかば、忽ちに麗わしき壮夫オトコと成りて、即ちその美人にミアいて生みませる御子、名は富登多々良伊須々岐比売ホトタタライススギヒメ命。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)