“容儀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようぎ33.3%
かたち33.3%
スガタ16.7%
すがた8.3%
きりやう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縮をおる処のものはよめをえらぶにも縮のわざを第一とし、容儀ようぎつぎとす。このゆゑに親たるものは娘のおさなきより此わざ手習てならはするを第一とす。
容儀かたち人の娘とは見えず、妻とも見えず、しかも絢粲きらきらしう装飾よそほひかざれる様は色を売るたぐひにやと疑はれざるにはあらねど、言辞ものごし行儀の端々はしはしおのづからさにもあらざる、畢竟ひつきようこれ何者と
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
笠なしと 人にはいひて、雨乍見アマヅヽミ とまりし君が 容儀スガタし おもほゆ(万葉巻十一)
朝鴉あさがらすはやくな鳴きそ吾背子が朝けの容儀すがた見れば悲しも」(巻十二・三〇九五)等の例があるが、家持のには家持の領域があっていい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
はじめしり容儀きりやうすぐれしのみならず又志操こゝろばえも人にすぐ流石さすがは武士のたねほどありて斯る擧動ふるまひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)