“容態”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ようだい63.9%
ようたい19.4%
ようす5.6%
ありさま2.8%
かたち2.8%
なりふり2.8%
やうす2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“容態”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語3.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
五郎造は、病人の枕許でひどく弱ったらしい顔をしていた。それは病人の容態ようだいに対する心配だけではないように思われた。
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
勘次かんじ途次みち/\しな容態ようだいかたつて醫者いしや判斷はんだんうながしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
この物語を聞いた日から三日のちにY——の容態ようたいは急変して遂に白玉楼中はくぎょくろうちゅうの人となってしまったのでした。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
春子は、ガラスの目盛をすかして見たりしながら、よく次郎に母の容態ようたいをたずねた。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
別段悩める容態ようすもなく平日ふだんのごとく振舞えば、お浪はあきれかつ案ずるに、のっそり少しも頓着とんじゃくせず朝食あさめししもうて立ち上り
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
表口に折重なって、福太郎の容態ようすを心配していた連中も、その声を聞いてホーッと安心の溜息をしたのであったが、そのうちの二三人が早くもゲラゲラ笑い出しながら、
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
浴後ゆあがりの顔色冴々さえざえしく、どこに貧乏の苦があるかという容態ありさまにて男は帰り来る。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
雪之丞の、そうした容態かたちは、相も変らず、しとやかに、優しかったが、しかし、不思議に、五分の油断もすきもない気合がみなぎって、どんな太刀をも、寄せつけなかった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
そのにぶ容態なりふりのいづこにかずるはたらかせにやにやと笑ひつつあり。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
一向平気の十兵衞笑つて、病人あしらひにされるまでの事はない、手拭だけを絞つて貰へば顔も一人で洗ふたが好い気持ぢや、とたがの緩みし小盥に自ら水を汲み取りて、別段悩める容態やうすも無く平日ふだんの如く振舞へば
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)