“容態”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようだい66.7%
ようたい17.9%
ようす5.1%
ありさま2.6%
かたち2.6%
なりふり2.6%
やうす2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は暗い観覧席で苦笑いをうかべた。その晩から女房の容態が変ってきた。赤ん坊がうまれることは、もはや絶対の運命である。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
それもその筈です。この物語を聞いた日から三日のちにY——の容態は急変して遂に白玉楼中の人となってしまったのでした。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
表口に折重なって、福太郎の容態を心配していた連中も、その声を聞いてホーッと安心の溜息をしたのであったが、そのの二三人が早くもゲラゲラ笑い出しながら
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
浴後の顔色冴々しく、どこに貧乏の苦があるかという容態にて男は帰り来る。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
雪之丞の、そうした容態は、相も変らず、やかに、優しかったが、しかし、不思議に、五分の油断ももない気合がって、どんな太刀をも、寄せつけなかった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
その容態のいづこにからかせにやにやと笑ひつつあり。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
病人あしらひにされるまでの事はない、手拭だけを絞つて貰へば顔も一人で洗ふたが好い気持ぢや、との緩みし小盥に自ら水を汲み取りて、別段悩める容態も無く平日の如く振舞へば
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)