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猾
ふりがな文庫
“猾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ずる
80.0%
うかし
5.0%
から
5.0%
こす
5.0%
ず
5.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずる
(逆引き)
「あの
爺
(
ぢゞ
)
い、
中々
(
なか/\
)
猾
(
ずる
)
い
奴
(
やつ
)
ですよ。
華山
(
くわざん
)
の
僞物
(
にせもの
)
を
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
て
押付
(
おつつけ
)
やうとしやがるから、
今
(
いま
)
叱
(
しか
)
り
付
(
つけ
)
て
遣
(
や
)
つたんです」と
云
(
い
)
い
出
(
だ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
猾(ずる)の例文をもっと
(16作品)
見る
うかし
(逆引き)
頑敵たる
長髄彦
(
ながすねひこ
)
を初め、
八十梟帥
(
やそたける
)
、
磯城
(
しき
)
賊、
猾
(
うかし
)
賊、
土蜘蛛
(
つちぐも
)
など、兇悪な蛮賊が到る処に、皇軍を待つてゐた。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
猾(うかし)の例文をもっと
(1作品)
見る
から
(逆引き)
あいつは子供の時から根性がよくなくてな、喧嘩口論でもしたが最後、いつまでも根に持っている奴だ、
小狡
(
こす
)
ッ
猾
(
から
)
くって裏表があるから、わしは昔からあの男が大嫌いだった。
中山七里 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
猾(から)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
こす
(逆引き)
多少擦れているような点もあるか知れないが、それは境遇上
已
(
や
)
むを得ないことである、あれで案外純真な、正直なところもあって、お腹の中はそう
猾
(
こす
)
っ
辛
(
から
)
い人間ではない
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
猾(こす)の例文をもっと
(1作品)
見る
ず
(逆引き)
娘の眼はその瞬間にやさしい
猾
(
ず
)
るさを、その可愛げな頬ににっとうかべた。——眠元朗はちくりと胸を
螫
(
さ
)
されたような気がした。かるい不快が伴うた気分だった。
みずうみ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
猾(ず)の例文をもっと
(1作品)
見る
猾
漢検1級
部首:⽝
13画
“猾”を含む語句
狡猾
弟猾
猾智
狡猾者
老猾
奸猾
狡猾性
猾才
猾手段
猾徒
狡猾相
狡猾無比
乙猾
狡猾怜悧
狡猾婆
狡猾世界
慧猾
佞姦狡猾
“猾”のふりがなが多い著者
小出楢重
長谷川伸
室生犀星
石川啄木
斎藤茂吉
谷崎潤一郎
夏目漱石
北原白秋
横光利一
菊池寛