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螫
ふりがな文庫
“螫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さ
81.6%
さゝ
5.3%
はり
2.6%
はさみ
2.6%
ささ
2.6%
さす
1.3%
く
1.3%
けん
1.3%
せせ
1.3%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さ
(逆引き)
忽
(
たちま
)
ち、チクリと右の手の甲が痛み出した。見ると毒虫にいつの間にやら
螫
(
さ
)
されていた。駕龍の中には
妙
(
たえ
)
なる名香さえ焚いてあるのだ。
怪異黒姫おろし
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
螫(さ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
さゝ
(逆引き)
まだかまだかと
塀
(
へい
)
の
廻
(
まわ
)
りを七
度
(
た
)
び
廻
(
まわ
)
り、
欠伸
(
あくび
)
の
數
(
かず
)
も
盡
(
つ
)
きて、
拂
(
はら
)
ふとすれど
名物
(
めいぶつ
)
の
蚊
(
か
)
に
首筋
(
くびすぢ
)
額
(
ひたい
)
ぎわしたゝか
螫
(
さゝ
)
れ、三五
郎
(
らう
)
弱
(
よわ
)
りきる
時
(
とき
)
、
美登利
(
みどり
)
立出
(
たちい
)
でゝいざと
言
(
い
)
ふに
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
螫(さゝ)の例文をもっと
(4作品)
見る
はり
(逆引き)
減
(
へ
)
るどころか、却って数もふえて、それが大変いやな小悪魔達で、お尻にとても毒のある
螫
(
はり
)
を持っていることも知っています。
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
螫(はり)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
はさみ
(逆引き)
猴は毎々そうするか否を知らぬが、予かつて庭に遊ぶ蟹に一片の香の物を投ぐると走り寄りて右の
螫
(
はさみ
)
でこれを執る。また一片を投ぐると左の螫で執る。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
螫(はさみ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ささ
(逆引き)
まだかまだかと
塀
(
へい
)
の廻りを七度び廻り、
欠伸
(
あくび
)
の数も尽きて、払ふとすれど名物の蚊に首筋額ぎわしたたか
螫
(
ささ
)
れ、三五郎弱りきる時、美登利立出でていざと言ふに
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
螫(ささ)の例文をもっと
(2作品)
見る
さす
(逆引き)
しかれども人を
螫
(
さす
)
むしにはあらず、
顕微鏡
(
むしめがね
)
にて
視
(
み
)
たる所をこゝに
図
(
づ
)
して
物産家
(
ぶつさんか
)
の
説
(
せつ
)
を
俟
(
ま
)
つ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
螫(さす)の例文をもっと
(1作品)
見る
く
(逆引き)
累「坊が蚊に
螫
(
く
)
われて
憫然
(
かわいそう
)
でございますから、
何卒
(
どうか
)
それだけはお釣り遊ばして」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
螫(く)の例文をもっと
(1作品)
見る
けん
(逆引き)
そして前の方に鰕の鋏のやうな二つの鋏を持つてゐて、背中は節だらけで、うねつた尾の端に
螫
(
けん
)
がある。鋏は、つまらない嚇し道具で、害にはならない。それは、尾の端の螫で武装してゐるのだ。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
螫(けん)の例文をもっと
(1作品)
見る
せせ
(逆引き)
「お前さん、こんなとこで寝るのに着物を着て寝る者があるもんですか。
褌
(
ふんどし
)
一筋だって、肌に着けてちゃ、
螫
(
せせ
)
られて睡られやしない、
素裸
(
すっぱだか
)
でなくっちゃ……」
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
螫(せせ)の例文をもっと
(1作品)
見る
螫
漢検1級
部首:⾍
17画
“螫”を含む語句
乱螫
螫毛
“螫”のふりがなが多い著者
南方熊楠
江見水蔭
長谷川伸
アリギエリ・ダンテ
徳冨蘆花
三遊亭円朝
樋口一葉
ニコライ・ゴーゴリ
幸田露伴
夏目漱石