“何卒”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
どうぞ40.5%
なにとぞ36.4%
どうか20.0%
どう2.7%
どうそ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“何卒”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]31.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
もと/\お前の為に家出をしてこんな死様しにようをしたのだからお前何卒どうぞお線香の一本も上げて回向をしてやっておくれ
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何卒どうぞ迷いを晴らして……おこりはしませんから、元々通り道連れの女と思召して、美作までお送り遊ばしてくださいまし
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大「宜うこそ……是れはお嬢様も御一緒で、此の通りの手狭てぜまで何とも恥入りましたことで、さ何卒なにとぞお通りを……」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
著名な卓識ある一ぢよ詩人に対して一せう市民の娘が手紙を捧げると云ふ事は甚だ大胆に過ぎますが何卒なにとぞお許し下さい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
何卒どうか今夜こんや御出帆ごしゆつぱんけは御見合おみあはくださいと御願おねがまうしたのですが
『では、是非御目に懸りたいことが有まして、斯ういふものが伺ひましたと、何卒どうか左様さうおつしやつて下さい。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『イヤまつたく貴君あなたの物で御座ございます、けれども何卒どうまげわたくしたまはりたう御座ございます』
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
初め植木屋夫婦が引越して来た時、井戸がないので何卒どうか水を汲ましてくれと大庭家に依頼たのみに来た。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「大納言殿も来年は更に齢を加えられ、いよ/\八十路やそじに近くなられるとうけたまわるにつけても、縁につながるわれ/\共は慶賀に堪えない。これはいさゝかながら、そのおよろこびのしるしまでに差上げるのですが、何卒どうそこれらの品々を御受納なされて、よき初春をお迎えになって下さい」と
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)