“なにとぞ”の漢字の書き方と例文
語句割合
何卒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何卒なにとぞ私が目をつぶりますまででよろしゅうございますから、死の天使アンジョ御剣おんつるぎが茂作の体に触れませんよう、御慈悲を御垂れ下さいまし。
黒衣聖母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
はじめて、手紙を差上げる無礼、何卒なにとぞお許し下さい。お蔭様で、私たちの雑誌、『春服』も第八号をまた出せるようになりました。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
竜神何卒なにとぞ檀越だんおつに一度逢わせてくださいと頼むと、数日後果して貴人より召され、夥しく供養されたという(『宋高僧伝』七)。