“御剣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょけん58.3%
みつるぎ25.0%
おんつるぎ8.3%
ぎよけん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、さいごの綸言りんげんを残され、そして左の御手に、法華経ノ第五巻を持ち、右の御手には御剣ぎょけんを抱いて、おかくれになったとしている。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それ以来そのところを焼津やいずと呼びました。それから、みことが草をお切りはらいになった御剣みつるぎ草薙くさなぎつるぎと申しあげるようになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
何卒なにとぞ私が目をつぶりますまででよろしゅうございますから、死の天使アンジョ御剣おんつるぎが茂作の体に触れませんよう、御慈悲を御垂れ下さいまし。
黒衣聖母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)