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御簾
ふりがな文庫
“御簾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みす
89.6%
ぎょれん
10.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みす
(逆引き)
源氏は内心に喜びながら宮のお居間を辞して出ようとすると、また一人の老人らしい
咳
(
せき
)
をしながら
御簾
(
みす
)
ぎわに寄って来る人があった。
源氏物語:20 朝顔
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
すでに、
御簾
(
みす
)
の蔭からうかがうこの席の見物の中には、
頭巾
(
ずきん
)
を取らない
武士
(
さむらい
)
もあれば、御殿女中かと見られる女の一団もあります。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
御簾(みす)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ぎょれん
(逆引き)
これさえホホ笑ましくお聞きあるのか、
御簾
(
ぎょれん
)
のあたりのお叱りもない。そして
鶏鳴
(
けいめい
)
早くも、いよいよ都入りのおしたくに忙しかった。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御簾
(
ぎょれん
)
の彼方に誰やら
沓
(
くつ
)
の音がした。帝も皇后もはっとお口をとじた。——が、幸いに案じた人ではなかった。伏皇后の父の
伏完
(
ふくかん
)
であった。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御簾(ぎょれん)の例文をもっと
(14作品)
見る
“御簾”の意味
《名詞》
(ギョレン、みす)貴人の在所を囲う垂れ幕・すだれ。
(ゴレン)他人の妻女に関する敬称。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
簾
漢検準1級
部首:⽵
19画
“御簾”の関連語
簾
葭簀
葦簀
“御簾”で始まる語句
御簾中
御簾内
御簾側
御簾座
御簾所
御簾蔭
御簾越
御簾中様
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御簾調度
検索の候補
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車御簾
“御簾”のふりがなが多い著者
紫式部
吉川英治
中里介山
作者不詳
正岡容
林不忘
谷崎潤一郎
長谷川時雨
江見水蔭
島崎藤村