“御簾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みす89.7%
ぎょれん10.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源氏は内心に喜びながら宮のお居間を辞して出ようとすると、また一人の老人らしいをしながら御簾ぎわに寄って来る人があった。
源氏物語:20 朝顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)
すでに、御簾の蔭からうかがうこの席の見物の中には、頭巾を取らない武士もあれば、御殿女中かと見られる女の一団もあります。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これさえホホ笑ましくお聞きあるのか、御簾のあたりのお叱りもない。そして鶏鳴早くも、いよいよ都入りのおしたくに忙しかった。
御簾の彼方に誰やらの音がした。帝も皇后もはっとお口をとじた。——が、幸いに案じた人ではなかった。伏皇后の父の伏完であった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)