“伏完”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくかん50.0%
ふっかん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御簾ぎょれんの彼方に誰やらくつの音がした。帝も皇后もはっとお口をとじた。——が、幸いに案じた人ではなかった。伏皇后の父の伏完ふくかんであった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうして朝夕、針のむしろにあえなく生きているよりは、わたくしの父伏完ふっかんに、ご決意のほどを、そっとお降しあれば、父はきっと、曹操を刺す謀をめぐらしましょう……。穆順ぼくじゅんなれば確かです。あれを
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)