伏完ふくかん)” の例文
御簾ぎょれんの彼方に誰やらくつの音がした。帝も皇后もはっとお口をとじた。——が、幸いに案じた人ではなかった。伏皇后の父の伏完ふくかんであった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)