“伏眼”の読み方と例文
読み方割合
ふしめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は伏眼ふしめになって、顔を赤らめた。彼女が赤くなったのを見ると、わたしはびっくりして、五体が冷えわたった。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
妻は、明い電燈の光がまぶしいように、つつましく伏眼ふしめになりながら、私の方へ横顔を向けて、静に立っているのでございます。が、それに別に不思議はございません。
二つの手紙 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
すぐまたつつましい伏眼ふしめになつて、そのまますれ違つてしまひました。
死児変相 (新字旧仮名) / 神西清(著)