“伏勢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふせぜい90.9%
ふくぜい9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煙草盆たばこぼんかうかをりのみして、にいまだ人影ひとかげなきとき瀧君たきくん光景くわうけいは、眞田さなだ六文錢ろくもんせん伏勢ふせぜいごとく、諸葛亮しよかつりやう八門遁甲はちもんとんかふそなへる。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と、空をってうろたえた悍馬かんばや猛兵が、むなしく退き戻ろうとするとき、一発の轟音ごうおんを合図に、四面の伏勢ふせぜいがいちどに起って
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その旗艦らしい一艘には、あきらかに滝川左近将監たきがわさこんしょうげんの旗じるしが望まれた。何ぞ知らん伏勢ふくぜいがあったのである。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)