“伏波”の読み方と例文
読み方割合
ふくは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今のところ昔の伏波ふくは将軍の如く極めて健康で若い時と余り変りはありません、いつか「眼もよい歯もよい足腰達者うんと働ここの御代みよに」
「ただ後漢の時代に、伏波ふくは将軍馬援ばえんという者だけは、ここへ来たことがあるそうだが、以来、いかなる英雄の軍でもこの洞界を通りきった者はないのだ」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元来この路博徳ろはくとくという男は古くから霍去病かくきょへいの部下として軍に従い、邳離侯ふりこうにまで封ぜられ、ことに十二年前には伏波ふくは将軍として十万の兵を率いて南越なんえつを滅ぼした老将である。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)