“路博徳”の読み方と例文
読み方割合
ろはくとく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時居延きょえんたむろしていた彊弩都尉きょうどとい路博徳ろはくとくが詔を受けて、陵の軍を中道まで迎えに出る。そこまではよかったのだが、それから先がすこぶるまずいことになってきた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
元来この路博徳ろはくとくという男は古くから霍去病かくきょへいの部下として軍に従い、邳離侯ふりこうにまで封ぜられ、ことに十二年前には伏波ふくは将軍として十万の兵を率いて南越なんえつを滅ぼした老将である。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
李広利りこうりを破ったその敵の主力が今どのあたりにいるのか? 今、因杅いんう将軍公孫敖こうそんごう西河せいが朔方さくほうの辺でふせいでいる(りょうと手を分かった路博徳ろはくとくはその応援にせつけて行ったのだが)
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)