“路々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みちみち78.6%
みち/\21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この間三千代に逢って以後、味わう事を知った心の平和を、父や嫂の態度で幾分か破壊されたと云う心持が路々みちみち募った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
路々みちみち弟子たちに教えを説かれ、かつ「人の子は人々の手に渡され、人々これを殺し、殺されて、三日の後甦るべし」
と云われ白翁堂は委細承知とうけをして寺をたちで、路々みち/\うして和尚があの事を早くもさとったろうと不思議に思いながら帰って来て
帰る途中とちうも不愉快でたまらなかつた。此間このあひだ三千代につて以後、味はう事を知つた心の平和を、ちゝあによめの態度で幾分か破壊されたと云ふ心持が路々みち/\募つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)