“嫂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あによめ74.1%
ねえ13.9%
あね10.2%
あん0.6%
あんね0.6%
そう0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をとこ女蕩をんなたらしの浮氣うはきもの、近頃ちかごろあによめ年増振としまぶりけて、多日しばらく遠々とほ/″\しくなつてたが、一二年いちにねんふか馴染なじんでたのであつた。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そのうえとしも周がうえであったから、成は周の細君をねえさんと呼んで尊敬し、季節季節にはかならず来て一家の人のようにしていた。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
あねが銭湯にさそうのもことわって、兄だけになるのを待ちかまえてでもいたように、茂緒は帳場の兄のところへ寄っていった。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
包装の仕事をやめてうろうろしているせんに、よし! あんねに手伝えやと声をかけてから、料峭りょうしょうと冴えた星明りの外へ出た。
和紙 (新字新仮名) / 東野辺薫(著)
あんねのややこ、男だといいがなァ。」
和紙 (新字新仮名) / 東野辺薫(著)
けいそう阿甥あせい阿姪あてつ、書生など三階総出の舞台の中央にすつくと突立つゝたつ木強漢(むくつけをとこ)。其れ韈(くつした)をお穿きなさい。韈は穿きぬ。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)