『風（かぜ）』

ふたりが世の常の男女らしく動けば、ことは平凡に運んだろうに、おたがいになにかしら少し足りないものがあって、なかなかそこまでゆかなかった。つまりふたりの間には長い年月にわたって手紙のやりとりが続きながら、若い男と女の間にあってしかるべき恋文の …

著者	壺井栄
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「文芸」1954（昭和29）年11月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約1時間18分（500文字/分）
朗読目安時間	約2時間10分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

家（く） 空（あ） 肥（こえ） 大家（おおや） 奴（やっこ） 好（す） 嫂（あね） 極（きわ） 被（おお） 息吹（いぶき） 梱（こうり） 棒杭（ぼうくい） 渦巻（うずまき） 股（もも） 蒼白（そうはく） 阿呆（あほ） 難波（なんば） 一（ひと） 丁稚（でっち） 三宿（みしゅく） 上手（じょうず） 下駄（げた） 主（ぬし） 二棟（ふたむね） 些細（ささい） 仕種（しぐさ） 伸子（しんし） 俺（おれ） 凍（い） 利（き） 口惜（くや） 叩（たた） 呑気（のんき） 味噌（みそ） 啄木（たくぼく） 啖呵（たんか） 嘘（うそ） 噂（うわさ） 土塀（どべい） 土産（みやげ） 地肌（じはだ） 坐机（すわりづくえ） 垢（あか） 埃（ほこり） 夕餉（ゆうげ） 夜叉（やしゃ） 嫉妬（しっと） 宅（うち） 小父（おじ） 小鳩（こばと） 尻（しり） 居候（いそうろう） 屑屋（くずや） 屯（たむろ） 庖丁（ほうちょう） 怪訝（けげん） 恰好（かっこう） 探（さが） 掻（か） 掻巻（かいまき） 支度（したく） 敵（かたき） 更紗（さらさ） 木偶（でく） 朴烈（ぼくれつ） 栄重（さかえじゅう） 機嫌（きげん） 歯牙（しが） 気焔（きえん） 泥（どろ） 浴衣（ゆかた） 湧（わ） 溝（みぞ） 滅入（めい） 滓（かす） 漬物（つけもの） 火鉢（ひばち） 無慚（むざん） 焦躁（しょうそう） 煙草（たばこ） 猥歌（わいか） 瓶詰（びんづめ） 田圃（たんぼ） 界隈（かいわい） 瘤（こぶ） 白粉（おしろい） 盥（たらい） 眉（まゆ） 眺（なが） 知己（ちき） 砥石（といし） 箒（ほうき） 箸（はし） 紐（ひも） 素朴（そぼく） 肘（ひじ） 脂（あぶら） 脂性（あぶらしょう） 脊椎（せきつい） 艀（はしけ）

題名が同じ作品

風 （新字新仮名）／ 竹久夢二 （著）

風 （新字旧仮名）／ 森川義信 （著）