“阿呆”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あほう59.0%
あほ36.0%
あはう4.3%
こけ0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“阿呆”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語9.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
今日、思索を政治だと考えられぬ者は愚の骨頂である。そしてまた、政治家であることに誇りを感ずる思想家も阿呆あほうである。
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)
「どうするものか? 批評家の阿呆あほうめ! 僕の抒情じょじょう詩はトックの抒情詩と比べものにならないと言やがるんだ。」
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
今、私はこの年輩となって、なお阿呆あほらしくも、この囃子連中は芝居のチョボの如く、私の頭の一隅いちぐうに控えている。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
この細君が後年息を引き取る時、亭主の坂田に「あんたも将棋指しなら、あんまり阿呆あほな将棋さしなはんなや」と言い残した。
可能性の文学 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「何んぢや、この鳩が俺のもんなら、この柿は貴さまのもんぢや? 阿呆あはうかせ。」と、獵師は呆れ返つた顏をした。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
下心したごころ。——天下てんか諸人しよにん阿呆あはうばかりぢや。さえ不才ふさえもわかることではござらぬ。」
孔雀 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
お身にも似合わんことを云う。一人と一人の太刀打すら、あれは剣でするのではない、精神こころでする。いわんや、戦を眼でするか、眼で采配がとれようか。肉眼で見える陣地や兵のうこきだけを以て戦をする阿呆こけがあったら、たちまち敗けじゃ。
大谷刑部 (新字新仮名) / 吉川英治(著)