“阿呆顔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あほうがお75.0%
あはうづら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いいと申すに。ふだん、わしを、うるさく見張ってばかりおるゆえ、あの三人に、すこし、窮命させて、探させてやるのじゃ、あれ見い、阿呆顔（あほうがお）して、焦（じ）れておるわ」
親鸞 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
その様子の他愛なさ——無邪気というよりは、常識を欠いている阿呆顔（あほうがお）に、鯰之助は
新書太閤記：11 第十一分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
お夏が無邪気なる意気地と怜悧（れいり）なる恋の智慧を見るに足るべし、「あの立野（たちの）の阿呆顔（あはうづら）、敷銀（しきがね）に目がくれて、嫁に取（とら）うといやらしい」と云（いふ）一段に至りては
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) ／ 北村透谷(著)